木戸衣吹が爆死アニメ請負人と呼ばれた理由は？ヒット作もある！

2024年11月14日

声優界で話題となっている木戸衣吹は、デビュー当初から様々な評価を受けてきた注目の声優です。

デビュー作『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ』を皮切りに、『帰宅部活動記録』『東京ESP』『pupa』など、低視聴率に悩まされたアニメに次々と主要キャストとして起用され、「爆死アニメ請負人」というレッテルを貼られることになりました。

しかし、その後の活躍により、そのイメージは大きく変化。

さらに興味深いことに、彼女と共演した声優たちが次々とブレイクを果たし、今では「新人声優の女神」とも呼ばれています。

この記事では、木戸衣吹が背負ってきたレッテルの真相と、彼女が声優界にもたらした意外な影響力について詳しく解説していきます。

この記事のポイントは以下の4つです

なぜ木戸衣吹が「爆死アニメ請負人」と呼ばれるようになったのか、その経緯と真相
『エロマンガ先生』出演をきっかけに「爆死」イメージを払拭し、好評を得るまでの道のり
木戸衣吹と共演した若手声優たちが次々とブレイクを遂げている驚きの事実
「新人声優の女神」と呼ばれるようになった理由と、業界で注目される「木戸衣吹効果」の正体

木戸衣吹はなぜ爆死アニメ請負人と呼ばれたのか

木戸衣吹は、2010年代前半から中盤にかけて、視聴率の低い多くのアニメ作品に出演していました。

彼女のデビュー作である『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ』を皮切りに、『帰宅部活動記録』『東京ESP』『pupa』など、低視聴率に悩まされたアニメに次々と主要キャストとして起用されたのです。

デビュー作から続いた低視聴率アニメの呪縛

木戸衣吹は2012年、わずか14歳で『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ』の姫小路秋子役でデビューを果たしました。

しかし、この作品は視聴率、売上ともに振るわず、「つまらない」「気持ち悪い」などの酷評を受けました。

その後も彼女は『帰宅部活動記録』や『精霊使いの剣舞』など、低視聴率に苦しむアニメに出演し続けたのです。

2012年から2015年にかけて、木戸衣吹が出演したアニメの多くは視聴率、円盤売上ともに振るわないものばかりでした。

このように、デビュー当初から数年間、木戸衣吹は「爆死アニメ」と呼ばれる低視聴率作品への出演が続いたのです。

彼女自身の演技力が原因ではなく、たまたま出演した作品が軒並み不振だったことから、「爆死アニメ請負人」というレッテルを貼られるようになりました。

代表作で見る爆死請負人伝説の真実

木戸衣吹が「爆死アニメ請負人」と呼ばれるようになった代表的な作品としては、以下のようなものがあります。

『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ』: 姫小路秋子役。木戸のデビュー作だが、過激な内容が批判を浴び低視聴率に。
『帰宅部活動記録』: 安藤夏希役。シュールなギャグが受け入れられず、爆死。
『pupa』: 長谷川夢役。グロテスクな描写が話題になったものの、内容や出来に批判が集中。
『精霊使いの剣舞』: クレア・ルージュ役。作画崩壊や脚本の稚拙さが指摘され、大不評。

このように、木戸衣吹が出演したアニメの多くは品質面での問題を抱えており、彼女の起用が「爆死」の原因だと勘違いされてしまったのです。

しかし実際には、アニメの出来不出来に声優個人が与える影響は限定的。

木戸自身の力量不足というよりは、偶然不出来な作品に出演が重なってしまっただけだったと言えるでしょう。

木戸衣吹が「爆死アニメ請負人」と呼ばれるようになったのは、たまたま出演した作品の多くが低品質だったためであり、彼女自身の演技力とは無関係でした。

つまり、「爆死アニメ請負人」という不名誉なあだ名は、木戸の実力不足ではなく、出演作品選びの不運によるものだったのです。

彼女はその後、『エロマンガ先生』での好演により、「爆死」のイメージを払拭することになります。

エロマンガ先生で転機が訪れた！

2017年、木戸衣吹は伏見つかさ原作のアニメ『エロマンガ先生』に神野めぐみ役で出演しました。

過激なタイトルとは裏腹に、作品の完成度は高く、木戸の演技も視聴者から好評を博したのです。

『エロマンガ先生』は彼女にとって、「爆死アニメ請負人」のイメージを払拭する転機となった作品でした。

神野めぐみ役で見せた新境地

『エロマンガ先生』で木戸衣吹が演じた神野めぐみは、見た目は大人しいメガネっ娘ですが、実はエロ漫画家という異色のキャラクター。

木戸は従来の可憐なイメージを覆し、めぐみのツンデレっぽさとエロさを絶妙に表現。

多くの視聴者を魅了しました。

『エロマンガ先生』の神野めぐみ役で、木戸衣吹はツンデレ&エロ漫画家という新境地を見せ、人気を博しました。

この作品での好演により、木戸の「爆死アニメ請負人」イメージは大きく変化。

「実は演技力のある声優だった」と再評価されるようになったのです。

神野めぐみ役は、彼女の声優人生の転換点と言っていいでしょう。

念願の円盤1万枚突破への道のり

木戸衣吹にとって、『エロマンガ先生』のもう一つの大きな意味は、念願の円盤売上1万枚突破を果たしたことです。

それまでの出演作品では、円盤の売れ行きは芳しくありませんでした。

しかし『エロマンガ先生』は発売直後から好調で、最終的には1万枚を超える大ヒットに。

木戸も「やっと爆死請負人を返上できた」と喜びを語っています。

『エロマンガ先生』のBlu-ray&DVDは合計1万枚以上を売り上げ、木戸衣吹にとって初の円盤大ヒット作となりました。

人気作品への出演と売上の向上により、木戸の「爆死アニメ声優」のレッテルは完全に剥がれました。

『エロマンガ先生』は、彼女の声優キャリアの大きな転機だったのです。

共演者が次々とブレイク？衝撃の事実

木戸衣吹の出演作品は、本人の人気だけでなく、共演声優のその後の活躍ぶりでも注目を集めています。

彼女と共演した若手声優の多くが、後に人気声優へと成長しているのです。

まるで木戸が登竜門のような存在になっているかのようです。

逢坂良太から伊藤美来まで！売れっ子声優を生み出す魔法

木戸衣吹と共演した声優の中で特に成功を収めているのが、逢坂良太です。

彼は木戸のデビュー作『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ』で共演。

その後『つり球』で初主演を果たし、わずか2年後の2013年には14本ものアニメに出演する人気声優となりました。

また、『帰宅部活動記録』では当時無名に近かった伊藤美来とも共演。

わずかモブ役での出演でしたが、その後は『五等分の花嫁』や『白い砂のアクアトープ』など数々の人気作でレギュラーを務めるようになります。

逢坂良太や伊藤美来など、木戸衣吹と共演した無名の若手声優が後にブレイクするケースが相次いでいます。

他にも千本木彩花、広瀬裕也など、木戸との共演をきっかけに大きく飛躍した声優は数多い。

彼女には新人声優の才能を開花させる不思議な力があるのかもしれません。

精霊使いの剣舞で共演した声優陣の華々しい活躍

2014年の『精霊使いの剣舞』では、木戸衣吹は「ニーソックス」というユニットを組み、優木かな、石上静香、大西沙織、加隈亜衣らと共演しました。

この作品は不評だったものの、共演者たちはその後めざましい活躍を見せています。

大西沙織: 『冴えない彼女の育てかた』や『食戟のソーマ』などのヒット作で活躍。2018年声優アワード助演女優賞＆パーソナリティ賞をダブル受賞。
石上静香: 『食戟のソーマ』『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』の人気作に出演。大手事務所・大沢事務所に移籍。
優木かな: ゲーム『シャドウバース』『ウマ娘プリティーダービー』への出演で知名度を上げる。
加隈亜衣: 数多くの人気アニメに継続的に出演し、実力派声優としての地位を確立。

このように、不振アニメだった『精霊使いの剣舞』が、実力派声優を多数輩出する登竜門になっているのは興味深い事実です。

木戸衣吹との共演が、彼女たちの才能を開花させるきっかけになったのかもしれません。

『精霊使いの剣舞』で木戸と共演した大西沙織、石上静香ら若手声優が、その後めざましい活躍を見せています。

このように、木戸衣吹は「爆死アニメ請負人」というネガティブなイメージを持たれる一方で、共演者を次々と売れっ子声優へと導く不思議な力を持っているようです。

新人声優の女神と呼ばれるワケ

木戸衣吹は「爆死アニメ請負人」という不名誉なあだ名から、今や「新人声優の女神」と呼ばれるようになりました。

彼女と共演し成功を収めた声優が後を絶たないためです。

木戸の魔法は、アニメ作品だけでなく、ユニット活動やゲーム出演など多岐にわたって発揮されています。

TrySailの代表曲「adrenaline!!!」誕生秘話

2017年、『エロマンガ先生』の主題歌「adrenaline!!!」を歌ったTrySailが大ブレイクを果たしました。

この曲は同ユニットの代表曲の一つとなり、彼女たちの人気を決定づけました。

そしてこの主題歌タイアップは、作品に出演していた木戸衣吹の存在があったからこそ実現したのです。

TrySailは『エロマンガ先生』の主題歌「adrenaline!!!」がヒットしたことで大ブレイクし、同曲はグループの代表曲となりました。

木戸衣吹の出演がなければ、この名曲も生まれなかったかもしれません。

彼女の魔法は、共演声優だけでなくアーティストにも影響を与えているようです。